当社は昭和34年の設立以来、缶詰・びん詰等の専門メーカーとして、皆様の豊かで健康的な食生活に貢献して参りました。その中でも栗と筍製品は製造量日本一を誇りますが、私たちが作る製品は主に業務用のため、表に社名が出ることは滅多にありません。だからこそ縁の下の力持ちとして、安心で安全な商品を安定供給していくことが何よりも求められています。その中で【多規格・大量生産】をモットーに、現状に満足せずいかにお客様のニーズに応え続けていけるかを、念頭においております。クレームをできる限り減らし、お客様のご希望に沿った商品を開発するという信念、かつ安定供給するための原料仕入力・製造力を担保していくことが肝になります。主要商材である国産栗と国産筍は、生産者から直接買い付け、できる限り迅速に一次加工できるような設備を構えることや、外国産栗も商社を介さず、直接現地で買い付けるスキームを構築しております。

また、日本全体に広がる人手不足問題も、弊社のような地方企業は深刻なため、従業員の皆様が働きやすい環境作りにも注力しています。個々人のワークライフバランスを重視した就労環境を整えることも経営者として重要な仕事です。

そして、食品メーカーとして製造の要になる排水処理施設には、画期的な方法を常に模索しており、工場から出る排水や汚泥などを発酵させ、発生したメタンガスをエネルギーにしたバイオガス発電による売電を2020年5月に開始致しました。工場真横に流れる川は毎年蛍が住める程の水質を維持しながら、製造数を伸ばし、発電量が増えれば廃棄物も減らせるため、SDGsの取り組みとして地球に優しい会社を目指しています。